コメ男くんは、広島県の、とある田舎まちのおコメ農家で育った明るい少年でした。少し軽い性格をしていましたが、つねにポジティブで、ひときわお米への愛情は誰よりも強かったです。

　幼少期、彼は周りの友人たちがあまりおコメを食べなくなっていることに気付きました。ファストフードや加工食品が普及し、健康的なおコメの重要性が薄れてきたのです。コメ男くんはこれを心配し、おコメの大切さを伝えるために自分にできることはないかと考えるようになりました。

そんなコメ男くんが１８歳になったころ、あるテレビの番組に目を奪われました。時は新型コロナウィルス真っ只中、人々が外出や外食を避け、飲食店が悲鳴を上げる中、自動販売機を使ったお惣菜やお弁当の販売機にコメ男くんは「これだ！」とひらめきました。
　　小さい時の思いはより一層強さを増し、これこそがコメ男くんができることだと確信したのです。

「とうちゃん、かあちゃん、俺、自販機に入ってくる。」

驚きのあまり目を丸くする両親をよそにコメ男くんは燃えていました。

両親の制止を振り切り、コメ男くんは広島市にたどり着きました。

「おコメのチカラでみんなを笑顔にする。ここから俺の物語が始まるんだ！」

この突拍子もないことがコメ男くんのストーリーとなります。
今後も様々な展開でコメ男くんが活躍できるよう、皆様応援よろしくお願いします！